>>ソレが君の証で、ソレが僕の存在理由。
眼前に広がってたもの、残酷すぎた惨劇。
「あー駄目。もー駄目、俺まぢしんじゃうー。」
「…何が如何して駄目なんだよ」
「理由なんか説明してたらもーやばいかも?」
「わかんねぇよ」
「っだ!」
「お前!屍になる一歩手前のいたいけな美少年になんて事を!」
「……さっきまで机で溶けてたワリには立ってるし元気だよな、確実に。」
「………!!!」
「大体お前、其の台詞を何回言ったと思ってる。」
「え、わかんない。」
「本日通算14回目だ」
「うわー俺すごいね、破滅的な忘れんぼサン?」
「……満面の笑みを浮かべながらまた机に沈まれると寧ろ恐怖なんだが。」
「うるへー、冷徹野郎は黙ってろー」
「………。」
「…ってまた!イテェんだよお前の攻撃は!」
「………。」
「…無言攻撃も痛いナー…。」
「……根源は弱さを見せまいとして頑なに強がる自分にあることを忘れるなよ」
「へいへいわかってますよ。」
「本当か」
「……半分嘘かも?」
「………馬鹿には難しかったか。」
「…もういいよお前、黙れ。」
「嫌だな。それならばお前が黙れ。」
「………あぁもう解りましたよー…泣いちゃうよ?泣いちゃって良いの?」
「ご自由に?」
流した涙を、決して、無駄になどしない。 (オリジナル)
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